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2015年6月 9日 (火)

開園のごあいさつ

本日はご来園ありがとうございます。管理人の加藤真名(かとまな)と申します。

雑誌の付録は今や、老若男女を問わず、みなさまにすっかりおなじみのものとなりました。
ページの間にはさまれる雑貨の数々を本誌以上に楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

しかし21世紀を迎える前までは、雑誌の付録は主に子どもたちに向けられたものでした。
子どもたちにとって雑誌の発売日は特別な日です。
買ってきた雑誌についていた付録で遊べるからなのはもちろんのこと、
雑誌の表紙をめくり、カラーの折り込みページを開くと来月号についてくる付録の予告が現れます。
それを見ると、また来月号の発売日が待ち遠しくてたまらなくなってしまうのです。

世の中に数多くある雑貨の中から、何が付録になるのかは予告をみるまでわかりません。
「来月のふろくは何だろう?」「来月のこのふろくも早く欲しい!」というワクワク感も含めて、
付録はまさに、雑誌から子どもたちに贈られるプレゼントといえるでしょう。

この“ふろくの花園”では、昭和30年に創刊され、今年創刊60周年を迎える少女漫画雑誌『なかよし』『りぼん』と、
昭和50年代前半に創刊された少女漫画雑誌『ちゃお』『ひとみ』にこれまでついてきた数々の付録を紹介いたします。

少女向けの付録は、組み立てて遊ぶおもちゃ的なものが主だった少年向けの付録とは一味ちがい、
文房具やファッション小物など、普段の生活で使ったり身につけたりする身近な実用品が中心です。
カラフルな色使いや、様々なデザインとアイデアで作られたそれらの付録を並べてみると、
まるでたくさんの花が咲き乱れるお花畑のようで、ずっと眺めていても飽きません。

雑誌を買えばもらえるプレゼントでありながら、漫画のことがよくわからない年少の少女にも雑誌を手に取ってもらうために、
少女漫画雑誌の付録には、少女たちの好きなモノ・欲しいモノが詰め込まれています。
なので、付録をみればそれぞれの時代の少女たちに人気があったものをたどることができるのです。
昭和30年代から現在までの様々な付録をみていくことで、その時代の空気も感じ取っていただければ幸いです。

それでは、時代を映し様々な彩りをみせる“ふろくの花園”へみなさまをご案内いたします。

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