『なかよし』『りぼん』創刊号のふろく
昭和30年に創刊し、今年創刊60年を迎えた『なかよし』と『りぼん』。 それぞれの第一号のふろく(の一部)です。
写真左:えばなしイソップ(りぼん 昭和30年9月号)
「おおかみのしっぱい」「ねこのすず」「りこうなこひつじ」「人まねろば」「いなかのねずみどん」など、13編のイソップ物語が漫画と絵物語で楽しめます。
世界名作をふろくにすることで、この新しい雑誌が「子どもに安心して買い与えらえる、ためになる雑誌」であることを、保護者たちにアピールしていたのでしょう。
写真右:うらないブック(なかよし 昭和30年1月号)
「手相占い」「干支占い」「人相占い」「夢占い」など、運勢よりも性格判断が中心で、星座占いはまだ広まってないようですが、この頃から少女たちは“うらない”を、友だちや家族とのコミュニケーションツールにしていたのですね。
自分が子どものころに親しみ、21世紀の現在まで続く『なかよし』と『りぼん』のふろくの歴史がここから始まったのかと思うと、とても感慨深いです。
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